Falcon-512(カテゴリ 1)は、公開鍵が 897 バイト、署名がパディング付きのエンコーディングで 666 バイト(圧縮形式では最大 752 バイト)です。Falcon-1024(カテゴリ 5)は、公開鍵が 1,793 バイト、パディング付きの署名が 1,280 バイトです。これは ML-DSA の署名サイズのおよそ 4 分の 1 で、証明書、DNSSEC、ブロックチェーンにとって重要な違いです。
難しいのは署名です。Falcon は浮動小数点演算を使って離散ガウス分布からサンプリングしますが、これを定数時間かつ移植性のある形で実装するのは困難です。また、サンプラーのタイミングや偏りのバグは、有効な署名を生成し続けながら鍵を漏洩させる可能性があります。2026年9月、NIST の FIPS 206 チームは、実装を既知解テストで検証できるよう、固定小数点による署名手順を提案しました。検証は整数演算だけで行われ、高速です。
FIPS 206 が確定するまでは、承認済みアルゴリズムが求められる導入には ML-DSA を使い、FN-DSA はサイズに制約のあるプロトコル向けの候補として扱ってください。