本文へスキップ
ecdsa.com

iss(発行者クレーム)

トークンの発行者を示す登録済みの JWT クレーム(RFC 7519 §4.1.1)で、検証者は、署名の検証に使った鍵の発行者とこの値が完全に一致することを確認しなければなりません。
別表記iss claimissuer identifier

OpenID Connect では、発行者は HTTPS の URL で、末尾のパスも含めて、プロバイダーのディスカバリドキュメントにある issuer と完全に一致しなければなりません。検証者はこのドキュメントから jwks_uri を取得します。マルチテナントのプロバイダー(Microsoft Entra ID など)は発行者にテナントを含めるため、発行者を確認せずに「このプロバイダーの発行者ならどれでもよい」として受け入れると、他のテナントのトークンも通ってしまいます。

原則は、鍵を発行者に結び付けることです。発行者 A の JWKS にある鍵で、発行者 B を名乗るトークンを有効と判定してはいけません(RFC 8725 §3.8)。OAuth のミックスアップ攻撃は、どの認可サーバーが応答したのかをクライアントが取り違えるというものですが、認可レスポンスの iss パラメーター(RFC 9207)で防げます。

規格と参考文献

すべての用語