セットコードトランザクションは、タプル [chain_id, address, nonce, y_parity, r, s] からなる authorization_list を持ちます。各タプルは、keccak256(0x05 ‖ rlp([chain_id, address, nonce])) に対するアカウント所有者の署名です。処理されると、23 バイトの委任インジケーター 0xef0100 ‖ address がアカウントのコードに書き込まれ、そのアカウントへの呼び出しでは、委任先コントラクトのコードがアカウントのコンテキストで実行されます。chain_id が 0 の認可は、すべてのチェーンで有効になります。
これにより、資金を移動させることなく、既存のアドレスでバッチ処理、スポンサーによるガス代の支払い、パスキーやセッション鍵による制御が可能になります。一方で、新たなフィッシングの標的も生まれます。署名された認可 1 つでアカウントの完全な制御が委任先コントラクトに渡り、chain_id が 0 なら他のチェーンでも同様です。また、委任先を変更しても、以前の委任先が書き込んだストレージは残ります。EIP-7702 デコーダーで、認可の委任先を確認できます。